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コーティング技術と応用例:太陽光電池など

太陽光電池など

軽量バックシート

太陽電池の裏面に配置されるバックシートは、パネルの軽量化のため、樹脂フィルムを積層したものが現在主流となっています。その一つとして、PETフィルムとオレフィン系フィルムのラミネート品があります。PETフィルムに、接着剤層をマイクログラビアやスロットダイで数μ塗工し、オレフィン系フィルムをラミネートします。

有機太陽電池

オーガニックPV (フォトボルタイク) 太陽電池はフレキシブルで意匠性が高く、コーティングプロセスにより安価に作られることが期待されています。プラスチックフィルム、またはフレキシブルガラスの上に、2種類の半導体を積層しますが、半導体の厚さは数十~数百μと薄く、将来的にロールtoロールで加工するなら、マイクログラビアが適した塗工方法であると言えます。

ペロブスカイト太陽電池

従来のシリコン太陽電池が抱える設置場所の制限やコストといった課題を解決できる太陽光発電技術として、ペロブスカイト太陽電池への期待が高まっています。アメリカの国立再生可能エネルギー研究所(NREL)はMirwecコーティングのスロットダイ技術を使用して、ロールtoロール形式のペロブスカイト太陽電池の開発に成功しました。