コーティングによって作られる「1/1000」の世界は、我々の身近で様々な力を発揮しています。
その力のほんの一例を挙げてみますと・・・
「見せる」力
近年、液晶テレビやプラズマテレビが普及し、高精細な映像を見ることができるようになりました。
これらの映像機器には、コーティングプロセスを利用した部品が使われており、例えば、ディスプレイの表面反射を防ぐ「反射防止フィルム、写り込みを防ぐ「AGフィルム」、光を効率よく利用するための「光拡散フィルム」などがあります。
これらは映像を美しく「見せる」ために有効に機能しています。
「動かす」力
ノートPC、携帯電話など多くの携帯機器は電池によって動いています。
これらの電池の多くは、リチウムイオン電池といわれるものです。
この電池を構成する部材にも、コーティングプロセスを利用した材料が使われています。
また、多くの電子機器を「動かす」ために必要なセラミックコンデンサもコーティングプロセスを利用した製品の一つです。
「守る」力
ディスプレイやタッチパネルの表面には、表面にキズが付くことから「守る」ハードコートフィルムがついています。これもコーティングプロセスを利用した製品です。
また、赤外線をカットすることで室内や車内を温度上昇から守る赤外線カットフィルムや有害な紫外線をカットすることで、色あせや劣化から守る紫外線カットフィルムなどあります。
コーティングの可能性
今後もコーティングプロセスにより生み出される材料や技術が多くの分野に利用されると考えられます。
例えば・・・・・
<エネルギー分野>
環境問題が叫ばれている今日、有効なエネルギー源である「太陽電池」や「色素増感太陽電池(DSC)」、「燃料電池」等にもコーティングプロセスの利用が考えられます。
また、携帯電話等で使用されているリチウムイオン電池についても、電気自動車等に利用するための大容量化や低コスト化にコーティングプロセスが大きな役割を果たすと考えています。
<電子機器分野>
将来の紙媒体に変わると考えられている「電子ペーパー」。これをより紙に近づけるようにするためには使用する部材の薄型化、小型化が必要となります。また、現在一般的に使用されている「ノートPC」や「タブレット型PC」なども、よりダウンサイジングが求められると考えられます。コーティングプロセスは小型化や薄型化を得意としており、この分野への利用も期待されます。
その他に<医療分野>や<医薬品分野>、<環境分野>など今まではあまり利用されていなかった分野についてもコーティングプロセスが活躍する日が来ると考えます。
さらには、現在のコーティングプロセスを利用して出来た薄膜が主に「μm」(ミクロン)オーダーのものであるのに対し、今後、材料の進化と共に、「nm」(ナノ)オーダーのコーティング薄膜が技術的な可能性を広げていくと考えられます。
そうしたコーティングの持つ可能性に対して、私どものコーティング技術がお客様の研究・開発のお役に立てると確信しております。


